尾田栄一郎

尾田 栄一郎(おだ えいいちろう、本名同じ、1975年1月1日 - )は、日本の漫画家。熊本県熊本市出身。九州東海大学中退。血液型はA型。妻は元モデルの稲葉ちあき。愛称は尾田っち。 1997年より、『週刊少年ジャンプ』で『ONE PIECE』を連載中。同作の2021年7月時点の累計発行...more売り上げランキング: 6,735
レンタルTVで話題になった『キングダム ハーツ 三日月の大逆転』の主演尾田栄和が主演を務める映画「キングダム タトゥー 下剋上」が公開される。...more
『週刊モーニング』 写真付き記事に「雑誌グラビアでこのツボが」「撮影はこんな感じ」などとあり、たまに気になるものがあったんですけど。...more

尾田 栄一郎(おだ えいいちろう、本名同じ[mangaseek]、1975年1月1日[mangaseek] - )は、日本の漫画家。熊本県熊本市出身[mangaseek]。九州東海大学中退[mangaseek]。血液型はA型[mangaseek]。妻は元モデルの稲葉ちあき[bunsyun]。愛称は尾田っち

1997年より、『週刊少年ジャンプ』で『ONE PIECE』を連載中。同作の2021年7月時点の累計発行部数は、国内累計4億部、世界累計4億9000万部を突破しており、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されている。67巻は日本国内出版史上最高記録となる初版405万部を発行している。

来歴

油絵が趣味だった父親の影響で幼い頃から絵を描き始め[2]、4歳の時に漫画家という職業の存在を知り「大人になっても働かなくていいんだ!」と思い漫画家を目指し始める[OP4]。初めて読んだ漫画は藤子不二雄Ⓐの『怪物くん』[3]。藤子不二雄Ⓐによると、尾田は『怪物くん』を読んで、漫画家になる決心をしたという。小学五年生時には『キャプテン翼』の影響でサッカー部へと入部[switch]。このサッカー部での経験が元で後に自分の漫画内でチームの楽しさを描くきっかけとなっている[romacedawn]

中学2年生の頃より本格的に描き始めた[OP4]。『ONE PIECE』の題材とした海賊を好きになった原点は『小さなバイキングビッケ』であり[5]、中学時代には「ジャンプに海賊の漫画を描こう」と目標を定め[6]、アイディアを貯め始める[countdown]。高校一年生の時にサッカー部を辞め、漫画一本に集中することに決める[switch]

1992年の東海大学付属第二高等学校在学中に月火水木金土(つきひみずきこんどう)のペンネームで投稿した短編「WANTED!」が『週刊少年ジャンプ』の新人賞の手塚賞に準入選する[mangaseek]。1993年には「一鬼夜行」が10月期第104回ホップ☆ステップ賞にて入選を受賞。

1994年に九州東海大学[49]工学部建築学科を1年時で中退し、甲斐谷忍[monsters]徳弘正也[monsters]・和月伸宏[kadenp54][romacedawn]のアシスタントを務める[OP4]。アシスタント時代に描いた読切の海賊漫画「ROMANCE DAWN」が、後の『ONE PIECE』の原型となる。

1997年に『週刊少年ジャンプ』で海賊達の冒険を描く『ONE PIECE』の連載を開始。初連載ながらも1999年にはアニメ化され、国民的人気作品となった。

2002年、アニメ『ONE PIECE』の劇場版第3作『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の同時上映作品『夢のサッカー王!』に愛称の「オダッチ」役で声優として出演。

2007年、『週刊少年ジャンプ』2007年4・5合併号に、『ONE PIECE』と鳥山明の『ドラゴンボール』のコラボ作品「CROSS EPOCH」が掲載された。

2009年にはアニメ『ONE PIECE』の劇場版10作目を記念して『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の映画ストーリー・コスチューム&クリーチャーデザイン・製作総指揮を務める。この映画は様々な東映記録を塗り替え、漫画原作のアニメ映画としては歴代最高記録(当時)となる興行収入48億円の大ヒットとなり、2010年上半期邦画興行成績ランキング第1位、2010年年間邦画興行成績ランキング第4位となった[7]。同年、鈴木敏夫のラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』に出演した。

2010年、『週刊少年ジャンプ』2010年39号掲載の『ONE PIECE』第597話で物語に大きな区切りがついたことに伴い、連載を40号(9月6日発売)より43号(9月27日発売)まで4週にわたり長期休載、44号(10月4日発売)より連載を再開。甲斐谷忍はツイッターで尾田が実質休んだのは一週間のみで残りは仕事をしていたと語っている。尾田は休暇の間は家族でハワイに旅行に行っていた[8]

2011年、『週刊少年ジャンプ』2011年17号に島袋光年の『トリコ』のアニメ化に伴い、『ONE PIECE』と『トリコ』のコラボコミック「実食! 悪魔の実!!」が掲載された。尾田は島袋に指定されたところに絵を描いただけだが[9]、作中には尾田の考えたモンスター「トラノイヲカルキツネノイヲカルブタ」が登場している。

2012年、初の展覧会『ONE PIECE展』の監修を務めた。テーマ曲にはかねてより親交があった中田ヤスタカ書き下ろしの「パノラミック・エクスペリエンス」が起用された[10]。同年、『ONE PIECE』劇場版12作目となる『ONE PIECE FILM Z』の総合プロデューサーを務めた。興行収入は『STRONG WORLD』を上回る68.7億円を記録するメガヒット作となった。

2013年5月、扁桃周囲膿瘍で入院しジャンプの連載を2週休載した[11]。退院後は定期的に1週休載する連載シフトを敷いていた。2014年5月、病状完治を目的として扁桃腺切除の手術を受けるため、2週休載することが発表された[12]

2015年6月15日、『ONE PIECE』が「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定され、「漫画界の先人達または協力者達、読者の皆様への感謝を忘れず、これからも記録に恥じぬ作品を描いていきたいと思います」とコメントした。

2016年の熊本地震では、復興支援として『ONE PIECE』の主人公ルフィ名義で8億円を寄付。また、南阿蘇鉄道のラッピング車両等にイラスト提供を行うなど復興プロジェクトに協力。復興活動への尽力が評価され、2018年4月4日に熊本県民栄誉賞を受賞した。

受賞歴

人物

趣味

執筆姿勢

ONE PIECE関連

漫画関連

評価の声

作品リスト

漫画作品

タイトル形式掲載誌備考
WANTED!読切未掲載(1992年)1992年下期手塚賞準入選受賞作。
神から未来のプレゼント読切『月刊少年ジャンプオリジナル』1993年10月号
一鬼夜行読切『週刊少年ジャンプ増刊』1994年Spring Special第104回ホップ☆ステップ賞入選作。
MONSTERS読切『週刊少年ジャンプ増刊』1994年Autumn Special
ROMANCE DAWN【増刊版】読切『週刊少年ジャンプ増刊』1996年Summer Special
ROMANCE DAWN【WJ版】読切『週刊少年ジャンプ』1996年41号
ONE PIECE連載『週刊少年ジャンプ』1997年34号 - 連載中2022年4月現在。第41回日本漫画家協会賞大賞受賞作。
CROSS EPOCH読切『週刊少年ジャンプ』2007年4・5合併号鳥山明との合作。
実食! 悪魔の実!!読切『週刊少年ジャンプ』2011年17号島袋光年との合作。

書籍

いずれも、集英社より発行。

漫画単行本

いずれも、〈ジャンプ・コミックス〉より新書判で発行。

画集

その他

関連人物

漫画家

師匠

; 甲斐谷忍 : 『翠山ポリスギャング』の製作に参加[OP4]。 ; 徳弘正也 : 甲斐谷の元でアシスタントを務めた後[monsters]、『ジャングルの王者ターちゃん♡』『水のともだちカッパーマン』の製作に参加[OP4]。尾田は徳弘の元でアシスタントをしていた際、人物の輪郭の描き方や表現手法などを学ばせてもらった。同時期に徳弘から言われた「描き込みは伝わるんだぞ」という言葉は最も印象に残っているという[39]。 ; 和月伸宏 : 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の製作に参加[kadenp54][romacedawn][OP4]。同時期に和月の元でアシスタントを務めた人物として、武井宏之しんがぎんいとうみきお鈴木信也がいる[kadenp54]。 : 尾田は和月、武井と共に、安西信行のサークルが発刊した『機動戦士ガンダム』の同人誌『DRILL GUNDAM』(2000年)に「ザク」のイラストを寄稿している。 ; 漫☆画太郎 :『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』の第1話の製作に参加[40]

アシスタント

その他

; 島袋光年 : 同世代の漫画家で、仲のいい友人。デビューが決まった際はお互いに電話で報告し合った[treasures]。 ; 岸本斉史 : 共に1974年度生まれで、デビューも近い。岸本の代表作『NARUTO -ナルト-』は『ONE PIECE』と双璧の人気を博した。互いに友でありライバルと認め合っており[wj1450][43]、家族ぐるみでも親交が深い。 ; 栗原正尚 : 共に第44回手塚賞の受賞者。尾田は栗原の『怨み屋本舗 EVIL HEART』第2巻に描き下ろしイラストを寄せている。

担当編集者

  1. ダッチー(本名不明)(『ONE PIECE』連載前、月刊少年ジャンプ時代)[blue]
  2. 久島(『ONE PIECE』連載前、週刊少年ジャンプ時代)[countdown][blue]
  3. 浅田貴典(1996年 - 2001年4月頃)[countdown]
  4. 土生田高裕(2001年4月頃 - 2005年2月頃)[countdown][wj050809]
  5. 渡辺大輔(2005年2月頃 - 2006年10月頃)[countdown][wj050809][wj0649]
  6. 川島直樹(2006年10月頃 - 2007年11月頃)[countdown][wj0649][wj0749]
  7. 大西恒平(2007年11月頃 - 2008年6月頃)[countdown][wj0749][wj0832]
  8. 服部ジャン=バティスト哲(2008年6月頃 - 2010年12月頃)[countdown][wj0832][wj110304]
  9. 井坂尊(2010年12月頃 - 2014年6月頃)[wj110304][wj1431]
  10. 杉田卓(2014年6月頃 - 2017年1月頃)[wj1431]
  11. 内藤拓真(2017年1月頃 - 2019年)[wj1918]
  12. 高野健(2019年 - 2020年)[wj1918]
  13. 岩崎湧治(2020年 - )[45]

声優

アニメ『ONE PIECE』のメイン声優陣とは深い親交があり、「プロのエンターテイナーとの交流はいい刺激になる」と語っている[treasures]

; 田中真弓 : モンキー・D・ルフィの担当声優。 : 尾田は読み切りの時からルフィの声優には田中がいいと考えていたが、その意向を伝えておらず、オーディションに田中が参加して驚いたという[treasures]。 ; 大谷育江 : トニートニー・チョッパーの担当声優。 : 尾田は「客にこび、甘ったれた『マスコットキャラ』という奴らが嫌い」だったため、当初チョッパーの口元を本物のトナカイと同じく隆起させていたが、アニメで小泉昇の描く可愛らしいチョッパーと大谷の「反則もの」の声に感化され、考えを変えてマスコット・チョッパーを徹底的に解禁した[47]。 ; 矢尾一樹 : フランキーの担当声優。 : フランキー以前に矢尾がジャンゴ役で出演してからの友人関係。フランキーは、アニメの初代プロデューサーから「アニメは長寿番組になるから、声優陣に違う風を吹かせるためにも矢尾一樹が麦わらの一味に入れるようにしてくれ」とオーダーがあり、矢尾をイメージして作られている[48]。 ; 中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、山口由里子、チョー : それぞれロロノア・ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、ニコ・ロビン、ブルックの担当声優。

脚注

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  1. 『ピューと吹く!ジャガー公式ファンブック ふえ科自由研究 〜君とつないだ手のぬくもりは何度かな?〜』(2008)うすた京介との対談。
  2. 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 2』(2003) P102の藤子不二雄Aとの対談より。
  3. 「バイキング Part3」『ONE PIECE』2巻、4、1998年4月8日第1刷発行、、134頁
  4. 『WANTED! 尾田栄一郎短編集』(1998)202頁
  5. 東映アニメーション2011年3月期第1四半期決算 ↗
  6. 『ONE PIECE』単行本61巻
  7. 『週刊少年ジャンプ』2011年19号目次の尾田の作者コメント
  8. 中田ヤスタカ、「ONE PIECE展」テーマ曲制作 ↗ORICON、2012年1月23日
  9. 「ワンピース」尾田栄一郎が扁桃周囲膿瘍で入院 連載は2週休載 ↗シネマトゥデイ 2013年5月21日
  10. WJ28号、29号におけるONE PIECE休載のお知らせ ↗週刊少年ジャンプ公式サイト 2014年5月28日
  11. 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 1』(2001) P102の鳥山明との対談より。
  12. 徳弘正也『水のともだちカッパーマン』1巻おまけ4コマ漫画
  13. NHK『探検バクモン「めくるめく“紙ワザ”の世界へ〜少年・少女編〜』(2015年5月20日)
  14. フジテレビで2015年12月29日に放送された『一流が嫉妬したスゴい人』より。アンケートで回答している。
  15. 『ONE PIECE』64巻「『次郎長三国志』のコーナー!!!」、216頁
  16. ラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(2009年12月15日)
  17. 『ONE PIECE』20巻SBS、146頁
  18. 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』パンフレット(2009)
  19. 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD EIICHIRO ODA ARTBOOK』(2009)
  20. 『週刊プレイボーイ』2007年31号
  21. 『ONE PIECE』56巻SBS、66頁
  22. 『井上雄彦ぴあ』(2009)
  23. 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 4』(2010)やなせたかしとの対談より。
  24. 『ONE PIECE』52巻SBS、108頁
  25. 『ONE PIECE』60巻SBS、146頁
  26. 『ONE PIECE』5巻SBS、168頁
  27. 稲垣理一郎公式サイト「米スタジオ」2006年4月24日、26日。
  28. ジャンプスクエア5・6月合併号 和月へのインタビュー
  29. 『ONE PIECE BLUE DEEP』(2012)
  30. 週刊少年ジャンプ2017年43号巻末コメント。
  31. 週刊少年ジャンプ2000年46号巻末コメント
  32. 『ONE PIECE 10th Treasures』(2007)138頁
  33. 朝日新聞2014年11月11日発行 岸本斉史インタビュー
  34. 週刊少年ジャンプ2020年29号巻末コメント
  35. 「ワンパラ」vol.3
  36. 「コスコスプレプレ」矢尾一樹出演時の発言より
  37. まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、、89頁
  38. 『週刊文春』2010年12月30日・2011年1月6日号
  39. 尾田栄一郎「SBS」『ONE PIECE』4巻 集英社〈ジャンプ・コミックス〉1998年8月9日第1刷発行、、150頁
  40. 『SWITCH』(2009)vol.27 No.12 尾田と桜井和寿の対談
  41. 「MONSTERS 解説」『WANTED! 尾田栄一郎短編集』集英社〈ジャンプ・コミックス〉1998年11月9日初版発行、、156頁
  42. 週刊少年ジャンプ特別編集『全史『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』 剣心華伝』集英社、1999年12月22日初版発行、、54頁
  43. 「ROMANCE DAWN 解説」『WANTED! 尾田栄一郎短編集』(1998)202頁
  44. 『ONE PIECE BLUE GRAND DATA FILE』(2002)
  45. AERA 2009年12月21日号
  46. 『ONE PIECE 10th Treasures』(2007)
  47. 『MEN'S NON-NO』2010年1月号
  48. 『mangaオモ!』2003年winter001号
  49. 『日経エンターテインメント』2010年8月号
  50. 『ONE PIECE ぴあ』(2010)
  51. 『ONE PIECE ANIMATION LOGBOOK』(2002)
  52. 『マンガ脳の鍛えかた』(2010)
  53. 集英社 『ONEPIECE尾田栄一郎画集COLOR WALK 3』(2006)天野喜孝との対談より。
  54. 『ONE PIECE』第86巻SBS
  55. 週刊少年ジャンプ2014年50号巻末コメント
  56. 週刊少年ジャンプ2010年41号「ONE PIECE グランドカウントダウン」
  57. 週刊少年ジャンプ2005年8号、9号巻末コメント
  58. 週刊少年ジャンプ2006年49号巻末コメント
  59. 週刊少年ジャンプ2007年49号巻末コメント
  60. 週刊少年ジャンプ2008年32号巻末コメント
  61. 週刊少年ジャンプ2011年3・4号巻末コメント
  62. 週刊少年ジャンプ2014年31号巻末コメント
  63. 週刊少年ジャンプ2019年18号巻末コメント
  64. 週刊少年ジャンプ2013年11号巻末コメント。
  65. 芝田Twitter 2013年8月2日 ↗
  66. 週刊少年ジャンプ2014年34号巻末コメント。
  67. 2008年に東海大学に統合。